MA TESOL Teacher Education: 旭 真奈美さん

  • 旭 真奈美さん
  • 旭 真奈美さん
  • 留学分類:大学院留学
  • 専攻名:MA TESOL Teacher Education
  • 留学期間:2014年9月〜2015年9月
    • リーズ大学MA TESOL Teacher Educationコースで勉強を開始された旭さん。日本の公立学校の教員として長年英語教育に携わってきました。子供が成人したのをきっかけに、昔からの夢だったイギリス留学を決意。今回は学校のこと、コースの内容のことなどをお話しいただけました。

    留学をしようと思ったきっかけや、理由があれば教えてください。

    仕事と家事の両立で忘れかけていた、イギリス留学への夢を実現。

    イギリスに留学するのは若い頃からの夢でした。しかし実際に教員になって働きだしてからは、仕事と家庭との往復で、いつの間にかその夢は遠いものになっていきました。しかし退職してからでもいいから趣味と実益を兼ねたものを勉強しに行きたいというかすかな望みは持ち続けていました。そのような折、ある英語教育関係のセミナーに参加した際、「海外留学は何歳になっても大丈夫ですよ」と背中を押してくれる人との出会いがあり、退職まで年数が少し残っている今ならまだ間に合うかもしれないと、急に昔の夢をよみがえらせました。息子も大学生として一人暮らしを始め、ちょうど時期的にも自分のことをやれる段階にきたからかもしれません。英語にどっぷり浸かってこれまでの自分の実践を振り返ったり、これからまだ残っている勤労可能な何年間に留学で得たものを役に立てられたらと思い決断しました。

    留学先を決めるにあたって、どのようにして情報を集めましたか?

    留学への第一歩、背中を押してくれたのはbeoの留学フェアでした。

    まずはbeoさんの情報を入手、即、春の留学フェアに参加し、幾つかの学校から直接話を聞くことができたのが大きかったと思います。留学するにはもっと大変なことがあるのではないかと勝手に心配していたことが、できるかもしれない!というように励まされました。

    留学先の絞り込みのポイントは何でしたか?なぜイギリスを選んだのかも教えてください

    英語を学ぶならイギリス!と決めていました。

    上にも書いたように、もともと英語を学ぶのはイギリス、というように自分の中にありましたから、国の選択肢は他にはありませんでした。学校選択の段階に入ってからはbeoのカウンセラーの方からアドバイスをいただきながらTESOLを提供していて尚且つレベルアップが図れるところ、というように絞っていきました。

    最終的に留学を決めた学校/プログラムを選んだ理由は何でしたか?

    他にもオファーを頂いた学校もありましたが、Leeds大学はこちらからの問い合わせに対して迅速で的確なレスポンスを送ってくれるところが大変素晴らしいと思いました。また、TESOLの中でもTeacher Education(教員養成)のプログラムがある学校は少なく、教歴の長い私にはそれも決め手となりました。

    留学をするにあたっての一番乗り越えなくてはならない壁は何でしたか?

    英語を教えていながら恥ずかしいことですが、IELTSのスコアを上げることが一番大変でした。留学を決意したときはIELTSの名前すら知らなかったのですから。

    留学先の学校のおすすめしたいところを下記の点から教えてください

    年齢の垣根を越えた仲間たちと、素晴らしい教授人。

    クラスメイト

    選択するモジュールによって学生数が変わりますが、基本的にMA TESOLには28人、14カ国から集まっています。肌の色も英語のアクセントも実に様々ですが、本当に仲のいいコースメートたちです。私が飛び抜けて年を取っていますが、誰も気に留めません。

    教授陣

    彼らの教養と人柄には同じ教育に携わるものとして本当に頭が下がります。勉学のみならず常に学生たちの生活にも気を配り、様々な相談に応じてくれます。これから修論の向けてリサーチなどが始まりますが、それについてもどの先生たちも私たちの不安を取り除こうと、驚くほどのアイディアで励ましてくれます。いつもインスピレーションをいただいています。

    授業内容

    TESOLは前期が教授法、言語理論、言語習得理論などの必修のモジュール、後期は選択のモジュールになります。1講義あたり、3時間と長いですが、あっという間に時間がすぎます。中身も帰宅してから復習を何時間もしないと消化できないくらいの量です。もちろん書物や文献を読んでの予習も必要です。授業時数だけでは判断できないほどに自立した勉強が必要です。修論に必要なリサーチのための特別授業もありますし、授業を補うセミナーやフォーラムも準備されています。

    大学施設(アコモデーション、相談室、図書館、スポーツ施設など)

    学生をサポートしてくれる、充実の施設に大満足。

    Leeds大学は町の中心地、丘の上に位置し、登り下りでちょうどい運動になります。若い人たちは巨大なスポーツジムで汗を流しています。大学の敷地は全く広く、まだ入っていない建物がたくさんあります。歴史を感じさせる古い建物の中にも近代的な教室が入っていたりと、驚きの連続です。大きな図書館が4つありますが、試験が近くなると24時間オープンで、頑張る学生を応援してくれる雰囲気がよく伝わります。テスト期間になっていた先日まで無料の朝食サービスが行われていました。

    大学の寮にもいくつかのパターンがあり、自分の好みで選べます。私は大学斡旋のアコモデーションではありませんが、部屋の中に全てが揃っているスチューディオタイプの部屋に住んでいます。

    街の様子

    ロンドンから列車で2時間半、賑やかすぎず、寂しすぎず、ちょうどいい大きさと雰囲気の街です。大学が他にもいくつもあるため、若い人たちがたくさんいます。マンチェスター、リバプール、ヨーク、あるいはエジンバラ、イギリスの島の中央に位置するため、多くの観光地に行きやすく、週末の小旅行を考えるのに困らないくらい便利なところです。近くにチャイニーズスーパーがあり、日本の食料品を手に入れることもできます。大きなショッピングモールもいつも賑わっています。

    その他

    自分の国に自信をもつことの大切さを感じました。

    日本は思った以上に外国の人にとって憧れの国であること、日本人がいかに尊敬されているかを感じました。世界中の若者が日本の漫画文化に興味を持っており、それがきっかけで日本語を学んでいる人たちもたくさんいます。こんなに人気がある日本の国民である私たちはもっと自信を持ち、さらに日本を知ってもらう努力をしなければいけないと感じました。

    留学生活を通して得たスキルや体験などで、日本で学んでいては手に入らないと思えるものは何ですか?

    日本人は自分の英語力にもっと自信を持つべきです。

    民族の多種多様性とともに英語の多種多様性も実感でき、日本人はもっと英語に自信を持っていいように感じました。どの国の人たちもそれぞれのアクセントで堂々と英語を話しています。相手の英語が聞き取れなかったり、自分の英語が通じなかったりすると日本人は自分の勉強不足を恥じてしまいがちですが、こちらでは理解できるまで、理解してもらうまで粘ります。そういうところをこれからの英語教育ではもっと大事にしていかなければいけないと勉強させられました。

    留学先での目標、今後の目標について教えてください

    まずは後期のモジュールの課題を一つ一つクリアし、これまでの自分の英語教師としての実践が理論でどのように裏付けされるのかを解明していくこと。また月並みではありますが自分の中に溜まっていた疑問を元にリサーチを行い修論を完成させること。そしてもちろん学位をきちんと取得することです。

    留学を終えた後の目標や、将来のビジョンがあれば是非お聞かせ下さい

    英語を教えることをさらに続けていこうと思います。今度は理論がどのように実践に活かせるかの研究になると思います。

    留学したいとお考えの方や、留学を迷っている方へのメッセージをお願いします

    英語教員のみなさまには、ぜひ留学してほしいです。

    私と同じように英語の教員をしている人たちにタイミングを見計らって、こちらで英語教育に関するさらに幅広い情報を得られことを強くお勧めします。何のために言葉があるのか、言葉はどのように使われなければいけないか、教師は生徒にとってどんな存在であるべきか、教師次第でどのくらい授業が変わり、生徒にどれだけ大きな影響を与えるか、学び直す時間を持つことはとても大切だと思います。

    また、勉強だけでなく、家族や日本と離れて生活することも自分の人生を振り返るいいチャンスだと思いました。


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