MSc Food Science (Food Biotechnology): 上野 未菜子さん

  • 上野 未菜子さん
  • 上野 未菜子さん
  • 留学分類:大学院留学
  • 専攻名:MSc Food Science (Food Biotechnology)
  • 留学期間:2015年4月~2016年12月
Pre-sessional course(事前英語準備コース)を経て、念願だった食品科学部への留学を実現させた上野さん。今回は清水さんが留学するに至った経緯や、リーズでの体験について聞かせていただきました。

留学をしようと思ったきっかけや、理由があれば教えてください。

中学の時に父が3年間上海に住んでいたため、中国に行く機会が増え、言葉も通じない中、ドライバーの方と仲良くなったのをきっかけに海外での生活というものに憧れを持ち、大学時代に1年間留学しようと決めていました。しかし、専攻が理系で、留学するとなると、実験などの実習単位が取れなくなり、卒業が1年伸びるため、それだったら大学院で学位を取得したいと思い、1年間で修士号を取れるイギリスに来ました。

留学先を決めるにあたって、どのようにして情報を集めましたか?

まず、インターネットを使って様々なエージェントが催しているイベント情報を入手し、実際に参加して大学ごとの情報を詳細に伺いました。主に確認した点は、どのような研究を行っているのか、留学生がどのぐらいの割合で在学しているのか、在学中の滞在先などの情報を集めるようにしました。

留学先の絞り込みのポイントは何でしたか?

1年で修士課程を取得できるというところに惹かれました。

各国の大学院スケジュールを確認し、唯一イギリス・アイルランドが1年で修士課程を取得できるというところに惹かれました。イギリスは旅行で2回ほど来ていて安心感があること、姉がアイルランドに住んでいるため、両親も安心すると考えました。またアイルランドよりイギリスの方が分子生物学が進んでいたためイギリスに来ました。

上野 未菜子さんの留学体験談 食品科学 Food Science (Food Biotechnology) | リーズ大学

最終的にリーズ大学のプログラムを選んだ理由は何でしたか?

私の学びたいことにぴったりの大学でした。

The Guardianの大学別ランキング・学部別ランキングを確認し、2015年の食品系でイギリス国内で1位だったこと、留学生が多く、国際色豊かな大学であること、food biologyという稀ながら、私の学びたいことにぴったりの大学であったことが主な理由です。またLeeds大学の審査が1番早く、5日ほどで結果が出てbeoの担当の方が驚かれるほど対応が早かったのも決め手となりました。

留学をするにあたっての一番乗り越えなくてはならない壁は何でしたか?

出願準備が一番大変でした。

理系学部出身で、大学での研究室では休みなく研究し、ゼミでの研究内容の発表、学科での卒業研究発表の準備をしながらの出願準備で、10月中には出願したいと考えていましたが、実際には11月末になってしまいました。また、家族の反対があったため、特に父を説得し、留学費用約700万円を卒業後に返すということで納得してもらいました。英語に関しては、なかなかIELTSの成績が上がらず条件付き合格を貰ってから、語学学校に4月から9月まで通うことに決めました。

留学先の学校のおすすめしたいところを下記の点から教えてください

クラスメイト

お互い助け合いながら課題に取り組んでます。

4月スタートの10週間のコースではアラブ人9人、中国人6人の中日本人1人でしたが、現在はクラスメート全員中国人で、お互い助け合いながら課題に取り組んでます。中国人は大学卒業してすぐ渡英した人が多く、アラブ系は社会人経験がある方が多いため、年代・国籍間での考え方の違いを学ぶ事ができます。

教授陣

パーソナルチューターが効果的な勉強法、弱点か、何が得意なのかしっかり教えてくれます。

課題ごとにコンサルテーションがあり、パーソナルチューターがどのように英語を学ぶと効果的か、何が私の弱点か、何が得意かしっかり教えてくれます。また普段の授業でも先生方にいろいろ気にかけていただいています。前タームの先生には会う機会が少ないですが、会えば最近どうしているのか、授業で困った事はないかなど、何かあれば相談に乗っていただける環境が整っています。

授業内容

確実に力がついてきたことがわかるプログラムになっています。

プレゼンテーション、論文に関しての授業が多く、どのように話す・書くと伝わりやすいか、Signposting word*やReporting verb*などの使い分け、さらにreference list*の書き方など、大学院に進学した時に困らないよう必要事項は語学学校で学べます。チュータークラス内でのプレゼンテーションやエッセイを書いた後には、今後どのようなことを改善できるか見直す機会があり、徐々にですが、でも確実に力がついてきたことがわかるプログラムになっています。

大学施設(アコモデーション、相談室、図書館、スポーツ施設など)

ソサエティーは友達をつくるには絶好の機会です。

大学のアコモデーションは他のフラットと比べると高いですがセキュリティもしっかりしていて安心です。私が住んでいる寮にはBBQスペースがあり、パーティなどでよく使われています。6月に新しい図書館ができたので、課題を終わらせるため毎日通っています。中にはディスカッション・ブース、サイレント・ルームなど用途に適した部屋があり、お腹が空けば建物内のカフェで軽食を取るなど1日過ごせます。

上野 未菜子さんの留学体験談 食品科学 Food Science (Food Biotechnology) | リーズ大学

また、パーキンソンビル内には伝統的な図書館があります。大学所有のジムは幾つかありますが、The Edgeという一番大きいジムにはプールもあり、クライミングもでき、さまざまなスポーツを楽しめます。またソサエティーが100以上もあるので自分に あったものが必ず見つかると思います。ソサエティーは友達をつくるには絶好の機会です。大学内にカフェ・食堂がたくさんあるのでお昼はちょっと高いですが そこで済ますことが多いです。

上野 未菜子さんの留学体験談 食品科学 Food Science (Food Biotechnology) | リーズ大学

街の様子

リーズには英国で一番綺麗と言われているヴィクトリアクォーター(ショッピング街)があり日本にもあるような高級ブランドが揃っています。

Morrisonsという大きいスーパーがパーキンソンビルから徒歩20分ほどのところにあり、晩御飯の材料を購入します。マーケットでもフルーツなどを安くゲットできます。ショッピングモール(Trinity)もあり、ZARAやPRIMARKといったファストファッションも楽しめます。リーズには英国で一番綺麗と言われているヴィクトリアクォーターがあり日本にもあるような高級ブランドが揃っています。

上野 未菜子さんの留学体験談 食品科学 Food Science (Food Biotechnology) | リーズ大学

バスステーション・コーチステーションからは大ブリテン島どこにでもアクセス可能です。また、大学から40分程のところにあるKirkstall Abbeyは自然豊かで私にとってはリーズで一番落ち着ける場所です。

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リーズ大学を選んで良かった、と思う点があれば教えてください。

小さい町ですが何不自由なく過ごせ、なおかつ自然が多いところがこの町の魅力です。

想像していたより天気もよく、クラスメート・教授陣にも恵まれました。また寮ではフランス人、中国人などインターナショナルの生徒とも一緒になりますが、ロンドンやケンブリッジ出身の友達ができ最高の場所だと思います。小さい町ですが何不自由なく過ごせ、なおかつ自然が多いところがこの町の魅力です。

上野 未菜子さんの留学体験談 食品科学 Food Science (Food Biotechnology) | リーズ大学

留学生活を通して得たスキルや体験などで、日本で学んでいては手に入らないと思えるものは何ですか?

ただ知らないから、自分には理解できないからという理由で、他の文化や宗教に距離を取るということは間違っているということに気づきました。

何よりも日本での生活がいかに恵まれているかということを日々実感します。前タームではメガシティの問題点のプレゼン、エッセイが課題になりました。日本にいては想像もできないような生活を送っている人が何億人もいるということ、またクラスメートに貧困と言われる国出身の人もいる為、より現実味を帯び考えさせられる機会となりました。また抽象的ですが国際的感覚を学べたかと思います。宗教観・政治観は国ごとで相容れない部分が多いですが、友達になったオマーン人・イラク人からイスラム教のことについて教えてもらう機会があったり、寮での中国人主催のホットポット・パーティに参加し政治の話をしたり、ブリテッシュ・ブレックファーストをメキシコ人と食べに行ったり、さまざまな経験を積んでいます。日本にいた時は、メディアからの情報しか得ることができませんでしたが、実際に彼らと話すことで、イスラム教は実は女性に優しい宗教であることを知りました。ただ知らないから、自分には理解できないからという理由で距離を取るということは間違っているということに気づきました。

上野 未菜子さんの留学体験談 食品科学 Food Science (Food Biotechnology) | リーズ大学

留学を終えた後の目標や、将来のビジョンがあれば是非お聞かせ下さい

まずは無事大学院を卒業することが今の1番の目標です。

その後はインターンシップで国連の機関の一つであるFood and Agriculture Organisationという組織で世界的人口増加に伴う貧困の悪化に取り組んでいければ、と考えております。その後は日本に帰国予定ですが、食品関係の仕事に就く事が今の目標です。

上野 未菜子さんの留学体験談 食品科学 Food Science (Food Biotechnology) | リーズ大学

留学したいとお考えの方や、留学を迷っている方へのメッセージをお願いします

イギリスに来て後悔することは全くありません。

私は日本にいては知り合えない、さまざまなバックグラウンドを持った人と知り合う機会を得られました。もちろんイギリス人、中東・アジア人だけでなく同じ日本人からも得られるものは少なくありません。同じ語学学校在学中の日本人にも30代の方もおられ、学部卒業時よりも格段に視野が広がったと思います。もちろん留学というのは人生を変える大きな決断で、就職するべきなのか悩んだ時期もありましたが、イギリスに来て後悔することは全くありません。今自分が知らないことを知ること、国際的な考え方を持つことなど、英語・自分の専門分野以外の想像していなかったことまで学べます。

  • *Signposting word (In addition、howeverなど構成や接続を明確にするためのワード)
  • *Reporting verb (say,、mentionなど情報の発信や受信を表す伝達動詞)
  • *Reference list (参考文献などのリスト)
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