Study Abroad: 名取 拓真さん 3 留学生活を振り返って

  • 名取 拓真さん
  • 名取 拓真さん
  • 留学分類:学部短期留学 Study Abroad
  • 留学期間:2015年4月~2016年1月
  • リーズ大学に学部短期留学中の名取さん。国際化が進む現代社会で、就職の際の語学力を養うため、そして視野を広げるために、在学中の一橋大学を1年間休学してイギリス学部留学を決意。今回は留学から1ヶ月経った名取さんからお話を伺うことができました。

リーズのクリスマス

クリスマスは1年で最も大きなイベントです。

イギリスに限らず、ヨーロッパはイベント事をものすごく大切にすると思います。クリスマスは一年で最も盛り上がるイベントであり、並々ならぬ情熱が注がれています。1カ月以上前から街中はライトアップされ、どこに行ってもクリスマスソングに溢れ、店ではクリスマスに向けた商品が所狭しと並びます。クリスマス本番の24・25日は店などが一斉に休暇になり、場所によっては電車も動きません。(逆に年末年始は通常営業のところも多いみたいです)。大学でも各図書館にはそれぞれ大きなクリスマスツリーが置かれ、大学のちょうど中心にある広場には大きいクリスマスツリーが設置されました。また、リーズの街の中心部のミレニアムスクエアというところでクリスマスマーケットが開かれます。クリスマスの雑貨や飾りつけなどを始め、ビールやソーセージ、ホットワインなどの露店が並び、見ているだけで楽しい気分になります。欧米諸国出身の友人の言うところによれば、クリスマスは家族水入らずで過ごし、年末年始は友人同士で新年を祝うのだそうです。皆タームが終わり次第すぐに自分の国やホームタウンに帰るそうです。

学部短期留学 最終回 ~留学生活を振り返って~ | リーズ大学

(クリスマスマーケットの様子)

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(学校内のクリスマスツリー)

荷物のパッキング

アウトドア用のジャケットはイギリス留学の必需品です。

私は大きめのスーツケース1個に大きめのバックパック1個(機内持ち込み)、パスポートなどの貴重品を入れる小さめのチェストバッグ1個で渡英しました。スーツケースを大小2個使ったという人もいましたが、空港からリーズまでの移動のことを考え、スーツケース1個になんとか収めました。周りの留学生と比較してかなり荷物はすくない方でした。日本人留学生のほとんどはスーツケース二個を持ってきていたみたいですし、荷物を事前に寮に配送した人もいました。日本から持ってきてよかったものは、料理に使う粉末ダシとアウトドア用のジャケットです。ダシは和風、中華(鶏ガラ)の二種類持ってきましたがどの料理に入れても味が決まるのでかなり重宝しています。アウトドア用のジャケットはイギリスで暮らす上で欠かせません。イギリスの天気は変わりやすく唐突に雨が降りますが、30分も降ればやむことも多いです。特に冬の時期は風もかなり強いので普通の折りたたみ傘はすぐ壊れてしまいます。そのせいかあまりこちらで傘をさす人はおらず、雨が降り出すとほとんどの人がコートのフードをかぶり、雨を凌ぎます。夏も涼しいのでオールシーズン着ることになると思います。一方で普段着る洋服、キッチン用品、寝具などはこちらでも買うことができるので、日本から持ってくるものは最小限でいいと思います。帰国の際は持ち帰りの荷物は最小限にまとめ、服などはボランティア先に寄付しました。かなり減らしたつもりでしたが、行きよりボストンバック一個分荷物が増えてしまいました。

携帯電話

携帯電話はこちらでプリペイド式携帯(Pay-as-you-go)とSIMを購入し、電話をするときのみ利用しています。大学や寮の中ではwi-fiが利用でき、基本的に友人達との連絡はFacebookなどのSNS経由になるので携帯電話自体そこまで利用頻度が高いわけではありませんが、大学内外で書類を提出するときに電話番号の記載を求められることが多いので持っておいて損はないと思います。一年で電話本体40ポンド、電話代30ポンドくらいしかかからないと思います。

パブ文化

パブはイギリスで最もポピュラーな文化の一つであると思います。

街の中を歩けばあちらこちらにパブがあります。パブはビールなどアルコールを飲むところですので日本で言えば居酒屋がそれに当たるでしょうが、大きな違いは客同士の距離の近さだと思います。パブで隣に座った初対面の客とちょっとした会話をするなんてことも非常にイギリスらしくて気に入っています。欲しいものを自分でカウンターに注文していく形式なので、気軽に出入りできるのもポイントだと思います。

大学の中にもパブがあります。なぜパブが大学の中にあるのかとイギリス人の友人に聞いたところ、イギリスでは大学にパブがあるのは当たり前、大学でアルコールを飲む分には安全だし、大抵の生徒は大学近くの寮に住んでいるので、帰りが遅くなっても大学からならすぐ寮まで帰れるので安全だから、と返ってきました。妙に納得しました。イギリスでは18歳から飲酒が認められているということも、大学にパブがある大きな要因だと思います。

寮について

現在住んでいる場所は大学付属の寮で、キャンパスから徒歩15分ほどのところにあります。エンスイートの部屋なので洗面台、トイレは各部屋についており、キッチン・リビングルームを5人で共有しています。大抵の寮は自炊寮ですが中には食事つきの寮もあります。大学や街の中心部から近い方が通学しやすく、そちらの方が人気みたいですが、そういった寮では人が集まりやすいせいか、パーティが毎晩のように開催されているところもあるとのことです。最終的には一緒に住むフラットメイト次第であるので、運としか言いようがないのですが、静かな環境で勉強に集中したいのであれば少し大学から離れた場所にある寮を選ぶのも一つの手だと思います。現在一緒に住んでいるフラットメイトはあまり騒ぐような性格でもないので、非常に居心地のいいフラットです。忙しい合間を縫ってフラットメイトと食事に行ったり、誕生日のパーティをするなど、楽しく過ごしています。

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(フラットメイトとのパーティー)

留学生活を通じて。留学を考えている方々へ

チャレンジングなことが好きな人はもちろんですが、そうではない人にこそ留学してほしい、そう思います。

今回の留学を通じて私は多くの友達に恵まれ、大学の授業にも課外活動にも積極的に参加できました。客観的に見ればなんの不自由も悩みもない、充実した留学生活であったと思います。ですが、とにかく日々の生活がストレスフルでした。何か大きな問題を抱えていたわけではありませんが、なんだか毎日の些細なことに骨を折り、ひどく疲れていました。元来心配性な性格のせいでもあると思いますが、ここまでキツイ経験は初めてで、体重も7キロほど落ちました。ほかの方の書かれている留学生活体験記やネット上の留学生ブログなどを見ると「留学生活が楽しすぎて日本に帰りたくない!」なんて書かれてあるものも多いと思います。しかし留学生活はそこまで甘いものではないです。楽しいと感じている人もおそらくどこかでは不安を感じ、悩みながら過ごしているのだと思います。

このように悩み多き留学生活でしたが、何か壁に当たるたびに友達に支えられ、フラットメイトに助けられ、やってこられたと思います。4月に寮に着いてすぐ、右も左もわからない、コンロのつけ方さえ分からずキッチンで途方に暮れていた私に、休暇から戻ってきた初対面のフラットメイトが優しく話しかけてくれました。たわいもない会話でしたのでおそらく彼女は覚えていないと思います。ですが私はその優しさに救われました。こんな経験は日本ではできなかったと思います。人は多くの人に支えられながら生きているということを、これほどまでに強く感じたことはありませんでした。

苦しい留学生活を送った私だからこそできるアドバイスだと思いますが、もしチャンスがあるならぜひ留学にチャレンジしてほしいです。言葉も文化も違う新しい環境で一から生活を始めなければならない大変さ、その環境の中でどれだけ自分を律し、マネージし、日々の経験を自分のものとして吸収できるか、それを体験してほしいと思います。チャレンジングなことが好きな人はもちろんですが、そうではない人にこそ留学してほしい、そう思います。

学部短期留学 最終回 ~留学生活を振り返って~ | リーズ大学

(大学にて帰国前日)


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